祭
季節の行事について
7月の行事としきたり
陰暦の月の名称:文月(ふみつき)
7日:七夕
15日:盂蘭盆(うらぼん)
17日:祇園祭 山鉾巡行(京都)
第三月曜日:海の日
20日頃:土用
七夕
七夕(「たなばた」または「しちせき」)
元々は中国の行事であったものが、奈良時代に日本に伝わり、すでに日本にあった棚機津女(たなばたつめ)の伝説と結びついて行われるようになった行事です。五節句の一つ。
日本のほか、中国、ベトナム、台湾、韓国などにおける節供、節日のひとつです。
七夕飾り(笹飾り)
日本では、笹に願い事を書いた短冊や、切り紙細工を飾りつけるのが一般的です。
7月はじめ頃から飾りの準備をはじめます。
6日の夕方から軒先に飾りつけ、7日の夜には取り外すのが昔からのしきたりです。
昔は、取り外した七夕飾りを神様に持ち去ってもらうため海や川に流していましたが、現在では環境汚染になるため神社で燃やしてもらうのが一般的なようです。それが難しい場合は、しっかりと分別してゴミに出しましょう。
盂蘭盆(うらぼん)
盂蘭盆(うらぼん)
お盆の正式名称のことであり、盂蘭盆会(うらぼんえ)の略称。
地域によって異なりますが、一般的には7月または8月の15日を中心に13日から16日(4日間)をさします。
亡くなった人や祖先の霊を迎え、冥福を祈る仏事です。
祇園祭 山鉾巡行(京都)
祇園祭 山鉾巡行(京都)
京都三大祭りのひとつにして、日本三大祭りのひとつ。
八坂神社(祇園社)の祭礼で、京都の夏の風物詩。毎年7月1日から31日までの1ヶ月間に多彩な祭事が執り行われます。
山鉾巡行(7月17日)
祇園祭のハイライトであり、現在は計32基の山鉾が、長刀鉾を先頭に京都の町を巡行します。
(巡行ルート:四条烏丸~四条河原町~京都市役所~烏丸御池~新町御池)
長刀鉾稚児による「注連縄切り」や、各交差点を90度方向転換する際の「辻回し」が見所のひとつです。
海の日
海の日
日本の国民の祝日のひとつ。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」として、1995年(平成7年)に制定され、翌1996年(平成8年)から実施されました。
当初、海の日は7月20日とされていましたが、2003年(平成15年)の祝日改正法(いわゆるハッピーマンデー制度)により、7月の第三月曜日となりました。
土用
土用
陰陽五行説に由来し、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当て、残りの季節の変わり目に割り当てられた期間(立春、立夏、立秋、立冬の直前約18日間)を「土旺用事」、「土用」と呼びます。
上記のように本来は、年に4回ありましたが、現在では夏の土用がを指すのことが多く、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣があります。