水引・しきたり辞典

その他

いろいろな場面の礼儀やマナーについて

手紙のマナー

手紙の書き方

改まった手紙には、守りたい形式があります。

  1. 前文<以下の4つの項目を書きます>
    • 頭語 (例)拝啓
    • 時節の挨拶 (例)新春の候、皆様ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。
    • 相手の近況をうかがう文面 (例)皆様、その後いかがお過ごしでしょうか?
    • 自分の近況を伝える (例)私どもはおかげさまで変わりなく暮らしております。
  2. 本文
    相手にわかりやすく、丁寧に書きましょう。
  3. 末文<相手の健康・繁栄を祈る文句を書きます>
    (例)末筆ながら、皆様のますますのご健康とご活躍をお祈り申しあげます。
  4. 後付
    結語 (例)敬具
    日付 (例)2022年1月1日
    署名 (例)尾池 蓮
    宛名 (例)尾池 陽葵 様
    ※最近は、一番最初に宛名を持ってくる方もいらっしゃいますが、正式な書き方は一番最後に宛名を書きます。
  5. 追伸がある場合は、一番最後に。

頭語と結語

【一般的な頭語と結語】

<頭語>
「拝啓」・「啓上」・「拝呈」・「一筆申しあげます」など

<結語>
「敬具」・「拝白」・「拝具」・「さようなら」など

【丁寧な頭語と結語】

<頭語>
「謹啓」・「恭啓」・「謹白」・「粛啓」・「謹んで申し上げます」など

<結語>
「啓白」・「再拝」・「謹具」など

【略式の頭語と結語】

<頭語>
「前略」・「冠省」・「略啓」など

<結語>
「草々」・「不尽」・「不悉」など

時節の挨拶

1月の季節の挨拶・書き出しの例

  • 新春の候
  • 初春の候
  • 日毎に寒さが増してきます。
  • 新春の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申しあげます。